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真珠の首飾り

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百夜一夜物語    

真珠の首飾り 65夜






                      「屍」



   これまで   ゆう  200~300人を観送ってきた。

                     「屍」


   身をこなしてしてきた。


   確かにしてきた。


   しかし


  わたしの魂に反する  看取りばかりであった。



   苦悩してきた。


   今も


   苦悩している。


   あの方はあんな死に方望みはしてない



   そんな気持ちで


   観なければならなかった。


   今、その事柄に   苦悩し続けている。


   「大丈夫私が助けますから・・・・だいじょうぶですよ」


   と


   言った筈なのに



   私は何の力もなく


   タダタダ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  あの身寄りのない紳士を救えなかった。


  今 号泣なしでは・・・・・・

  語れない事を背負っていて


  それは  もちろん  私の看取りが成熟してしていない事だけではなく


  この社会の根源を惑わせる事柄のせいでもある。


  私は訴えたい


  どうして、完全$看護などと誰が云い出したのか?
 
   どうして基準看護などと言い張ったのか?



  どうして医療従事者に父や母を任せっぱなしにしたのか


  家族が観て当たり前の社会をどうして放棄したのか?



                  「屍」



   いつかは


   あんたも


                 誰にも看取られずに





                 「屍」



                 になる。






                                        by  そこらへんの看護婦

  
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by abemm | 2009-10-14 01:53