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真珠の首飾り

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百夜一夜物語    

真珠の首飾り 52夜




                      「纏」


    志村 ふくみ様の著書に「纏う」のタイトルがあったかと思う。


  部屋には、浴衣がぶら下がっている。今年は案外と、着て歩いた。何処へ行くともなしにー。


  あれは、いつ頃からだろうか?確か5年程前から、着物を着る練習をしてきた。


  ここぞ!と 言う時に備えて、さっさと纏う事が出来るようにと・・・・


  そう・っせっせと練習してきた。

  着物来て、何処に行くの?と・・聞かれても・・・特に・・・

  只々  練習なのだ。

  だから、休みで、少しばかり心と、時間に余裕のある時には練習・・・・

  かといってこの5年間、月に1度とか多くて3度   これじゃー上達するわけもなく


  やっとこさ、最近成果が現れ始め、着物着る段階、帯を締める段階で

  また、やり直しーー!! が減ってきた。

  殿方には信じられないかもしれないが

  後ろに手を回したり、自分がグルグル廻ったり、紐を少なくとも4本使い

  縛りまっくたりと・・・


  本当に骨が折れるのである。

  調子が悪いと、こ1時間はかかる。


               ♪  ここのところ、1っ発で、纏うことが出来るようになった。  ♪

  ところで、何処に出かける為?と 聞かれても 


  いざと、言う時の為には変わりはなく、

  デパートだったり・お寺に写経に行ったり・お芝居観に (年に1回こっきり)

  じゃー・・・「いざという時」ってどんな時



                 そりゅあ・・・・「いざ と言う時」に決まっている。
  

  夏の名残の日差しはきつく、まだ、夏物の着物は1~2日は纏う事ができそう。


  今日は優雅に名残惜しく・「グレーの小谷縮」


                  「小豆色の博多織り」の帯


  なぞ・・・・纏って・・・・涼しげに夕暮れ前の、閑散とした美術館にでも足を運ぼうか・・・・・


  待て・待て・・・・・


  ムムム・・・・・・・・掃除がまだまだ・・・・・・・・だーー。



  ゆとりは、そう・・・簡単には手に入れられない。


    ところで、世界で1番 美しい衣装を時々「纏」ってみませんか?


    日本人にとって、姿も映る・・・・・・殿方もいかにか・・・御立派に・・・・



    少々窮屈だが・・・凛


    脱ぎ去った時の快感~~~ん。


    脱ぎ去った時の・・・・・・散乱・・・・・・ぎょぎょ~ん


    それでも、手間隙かけて・・・・・・女は「纏」


                   いざーーーとーーー言う時は


                   何時来るの?
by abemm | 2009-09-06 13:57

by abemm